メルヴィナ・ソラルの看取り
メルヴィナ・ソラルの看取りを終えた。看取ったのは長子のジェイクで、彼は5代目PCトーアと引き継ぎ前から仲良くしてくれている。メルヴィナは夫のイサークには先立たれている。
メルヴィナは魔銃制服を着たままガノスに召された。カーネイの瞳持ち。夫のイサーク・ソラルも実績のある魔銃兵だった。エルネアにおいて魔銃夫婦は珍しくないが、発見すると微笑ましい心持ちになる。好きな人や恋人や伴侶を追いかけてダンジョンに迷い込むNPCの行動の積み重ねが結実した結果だからだ。引っ込み思案なメルヴィナが魔銃に志願したのは、もしかすると夫イサークの影響かもしれなかった。
メルヴィナの長子のジェイクも青年期8〜9歳からずっと魔銃兵。色白オレンジ髪、口髭顎髭をたくわえた彼は魔銃制服がとてもよく似合う。
メルヴィナはバインドラー家の出身だ。メルヴィナの父方はシャリフ家で初期国民のボードワンに連なる。メルヴィナの母方のバインドラーの初期国民といえば、未成年のネビル・バインドラーだが、私のミリー国ではネビルにコナンという弟が生まれた。このコナンがメルヴィナの祖先だ。コナン・バインドラーも高名な魔銃兵だった。
メルヴィナの夫イサークの実家、ソラル家の初期国民は、ジェネとジャンナの高齢夫婦。成人直後の5歳マルコス、1歳女児カーメラ。ソラル姓の直系は全てマルコスの血を引くことになる。偶然ではあるが、メルヴィナとジェイクは、マルコスと同じ瞳をもっている。イサークがどうだったかは、ちょっと記憶にない。
メルヴィナの長男ジェイクはソラル姓を、次男ナウムはクルック姓を名乗っている。