ロドリゴ・オルコットの看取り
昨日の城下通りでの看取りに引き続き今日は騎士隊長室での看取りだ。
ただ騎士隊長ミケーラ・オルコットではなくその夫ロドリゴの看取りである。
ロドリゴのオルコット姓は妻ミケーラのもので、ロドリゴ自身はアロマー家の出身だ。我がミリー国のアロマー姓はすべて初期国民カビーノ・アロマーに連なる。
ところでカビーノにはヘネシーという兄がいて、ヴァンフック家のアルタに婿入りしている。「初期国民の婿入り」現象6事例目である。
カビーノは初期国民パンジー・ガリカを妻とし、長男アーノルド次男ヘルマン三男ファニートの3人の息子を作った。このうち三男ファニートは山岳マーウィンに婿入りした。長男アーノルドがロドリゴの祖父だが、アーノルドの孫はすべてオルコット姓を名乗らなかった。そのため現存するオルコット姓はすべてカビーノの次男ヘルマン系オルコット姓である。
ヘルマン・アロマーは初期国民イーディス・ウォルターズを妻とした。ウォルターズ家にはイーディス1人しか子がいなかったのでウォルター家は断絶した。
我がミリー国のオルコット姓はすべて初期国民ゴルカ・オルコットに連なる。ロドリゴの妻ミケーラはゴルカの孫である。
ロドリゴ・オルコットの家系図によって、ウォルターズ家の断絶時期と、「初期国民の婿入り」現象の6事例目をヴァンフック家でも確認した。
ロドリゴの長男ドナシファンはマーウィン姓を、次男ガリコイツはビリンガム姓を名乗っている。ロドリゴの死によって、我がミリー国のオルコット姓は妻ミケーラ1人のみになる。