ペリーヌ・ビリンガムの看取り

ペリーヌ・ビリンガムの看取りを終えた。

ペリーヌは、朝森の川辺で釣ったファコを死ぬまで手放さなかった。

ペリーヌは、パオラ・ロナーティの妹であり、ペリーヌの夫レオンスは、イシドロ・ビリンガムの弟である。それぞれの家系についてはこの記事では省略する。

ペリーヌの夫レオンスは公式試合の負け回数が4回であり、熟年になってから近衛騎士隊に志願し見事にその狭き門をモノにした。挑戦を続ける夫をペリーヌはどのような気持ちで見守ったのだろうか。

泣き虫さんのペリーヌが生涯どんな涙を流してきたかは知ることができないが、最後は夫に見守られながら微笑みを浮かべてガノスへ旅立った。

ペリーヌは、同級生のロサ・マリア・ビリンガムの母である。同世代の家族がなくなるとついつい自分の父母のことを考えてしまう。