モイセス・ガリカの看取り
242年9日。収穫祭が終わり、夏が訪れたエルネア王国。
噴水通りA-3-3は、神官トーアの妻イレーヌが生まれ育った部屋だ。
妻の父親モイセス・ガリカが危篤である。
「ぶっきらぼう」なモイセスだが、娘の夫であるトーアとの交流は非常にマメで優しかった。
トーアを酒場での食事に誘ってくれることも多く、親友のような存在だった。
年齢の割に、探索ポイントも仕事ポイントもやや低いところが、さすが積極性も勤勉性も低い「ぶっきらぼう」と言える。
武器はマシンズピスタだが、ステータスは比較的横並び。
星3武器を拾う前に持っていた武器の種類や、才能因子が関係しているのかもしれない。
イレーヌさんを巡り激しい銃撃戦をしたことは今ではいい思い出である。
モイセスさんから妻イレーヌには、眉パーツ、口元パーツ、フェルタ因子、オレンジ色の髪が継承されている。
モイセスさん、お疲れさまでした。
イレーヌさんはトーアにおまかせください。
モイセスはポワレ家の出身。初期国民セサル・ポワレのひ孫にあたる。
モイセスの姉のマールは山岳エドモンド家に入った。ポワレ家に生まれたモイセスの従兄弟のうちセルジュはルフィーニ家に、パウは下山ジュガーノフ家に入った。
モイセスのガリカ家入りをもって我がミリー国のポワレ姓は断絶した。
モイセスの母レギニータ・バルデムは3代目PCハンナの親友。モイセスに継承されたレギニータのオレンジ色の髪は父マイカ、ひいては初期国民アマンシオ・バルデムの髪色を継承していた。また、レギニータの母ヴェラ・バルデムは2代目PCキラの親友であり、初期国民ロブ・リヴェット、オリーブ・リヴェットの長女でもあった。ヴェラ・リヴェットもまた「ぶっきらぼう」であった。
ガリカ姓は妻コリーンのもの。
長男ヴェニアミンはガリカ姓を、長女イレーヌはラムレイ姓を名乗っている。
2人の子供はともにフェルタの才能を持ち、農場管理官として働いている。