マリサ・ジュガーノフの看取り
マリサ・ジュガーノフの看取りのために噴水通りの部屋を訪れた。
フラワーランドで買ってきたのだろうか?マリサは氷雪の香水を抱えていた。
色白で凛とした顔立ち、マリサの雰囲気は、氷雪の香水のイメージと良くあっている。
冬の日の晴れ間のように「おだやか」なマリサさん。
武門の家柄にしては戦闘があまり好きではなさそうなところが「おだやか」ポイントだろうか。
低めのステータス低めの探索・仕事ポイント。
所持金が少なめなので買い物が好きだったのかもしれない。
NPCがお金を使い込むことは意外と難しいので、それこそ香水を愛用していたのかも。
星3剣が鍛えられている割には、ステータスの偏りがないので、アカデ・カーネイの因子などあるのかもしれない。
夫のシルヴィオは、先日亡くなったバンジャマン・コラールと従兄弟で、祖父ロニー・ジュガーノフを同じくする下山ジュガーノフ家。第二世代下山ジュガーノフの系譜というわけだ。
ロニーの兄ピオに2代目PCキラが嫁いだので、5代目PCトーアとも遠い親戚関係だ。
マリサ自身はシャリフ家の出身で母フリアは初期国民ボードワン・シャリフの孫である。
マリサの父マリオはジョンソン家出身で、勇者称号を持つ近衛騎兵のディルドレ・ジョンソン、龍騎士称号を持つ魔銃兵のマドック・ジョンソン、この武人夫婦の間に生まれたガイスカ・ジョンソン、その妻でキャニング家出身のドロシー・ジョンソン(初期王配エーヴの妹)、これらの初期国民に加えて、初代PCレネー・グリニャールの血も入っている。初代PCの次女ヒルダが、ガイスカ・ジョンソンの息子ルイスと結婚して生まれたのが、マリサの父のマリオなのだ。
マドック、ルイス、マリオ、そしてマリサの姉のシェイラと4代に渡って魔銃兵だったマリサの血筋。姉のシェイラは今年の春先に亡くなった。
長男マクシムはビリンガム姓を、次男アナトールはジョルカエフ姓を名乗っている。
ロニー系のジュガーノフ姓は結婚による姓の選択を経て途絶えてしまうことが決まっているが、2人の息子の緑色の髪はロニー・ジュガーノフから脈々と受け継がれてきたものだ。