グリニャールの祝福

スマートフォン用ゲームアプリ「ワールドネバーランド エルネア王国の日々」のプレイ記録です。ミリー国民です。5代目の神官の立場で、業務のことや、初期国民のこと、日常のことなどを少しの間だけ書く予定です。

ドナート・マーウィンの看取り

ドナート・マーウィンの噴水通りの自宅での看取りを終えた。看取りにはドナートの息子のフェルミンが立会っていたので家系図を見せてもらった。

 

マーウィンといえば山岳家であるから、下山山岳の子孫である。このマーウィン姓の出所を探っていくと、初代下山マーウィンだということが判明する。ミリー国初期国民のアニタ・マーウィンに、アナクレトという弟ができ、この弟が下山した。アナクレトか。思い出した。アナクレト・マーウィンは印象深い国民だ。

 

2代目PCキラ・ジュガーノフをアナクレトはとても気に入っていて毎日朝一番に採取や探索に誘いにきてくれていた。交際の申し込みも何度もしてくれた。キラはジュガーノフ家長子のレズリーと結婚するつもりで早々に恋人契約を結んでいたが、アナクレトの強引さや健気さや手料理攻撃にはかなり揺さぶられた思い出がある。色白黒髪お坊ちゃん風のレズリーと対照的に、アナクレトは小麦肌でオレンジ髪を無造作にしばった野性的な魅力があった。探索で2人きりになった時や、薄暗い洞窟に連れていかれた時など、変にドキドキしてしまった記憶がある。キラには嫁入り前に龍騎士になりたいという野望があったため、恋人のレズリーとの仲を深めずにいた。そのせいか、アナクレトは長い間キラに想いを寄せ続け恋人を作るのがとても遅かった。またキラの葬儀にもアナクレトの姿があった。

 

フェルミンは、このアナクレトのひ孫にあたる。ドナート自身は、結婚してマーウィン家へ入ったのだった。

ドナートは妻のトレーシー・マーウィンには先立たれている。トレーシーはたしか魔銃兵だった。トーアの母のハイリは魔銃一筋で、トレーシーは常にハイリの同僚だった。魔銃制服によく映える豊かな赤髪と褐色の肌を遺跡の森でよく見かけたものだった。

ドナート自身は、デネス家の出身だが、このデネス家の初期国民を調べると面白いことがわかった。21歳妻カピトリーナ17歳夫ガスパール、この2人のみが初期国民なのである。この高齢夫婦に運良くできた一粒種の子が、我がミリー国ではたまたま男児で(2代目くらいまでNPC姓は男系の継承をされる仕様だった)、多くの家名が消えた50年後のミリー国にもまだデネスの名が残っているのだ。

デネス家は、初期デネス夫妻の息子、またその息子の2人の近衛騎士を輩出したことを覚えているが、ドナート個人の功績については調べられなかった。今後はその日危篤状態にある人を昼に尋ね、話を聞くべきかもしれない。

 

ドナートの息子のフェルミンはネビル姓を、娘はマーウィン姓を名乗っている。