アモス・ジュガーノフの看取り
麦刈りを終えて、アモス・ジュガーノフの部屋を訪れると、何やら上機嫌なアモスが金の髪染めを手にそわそわとしていた。
スクエアグラスが似合うアモスさん。フラワーショップが好きだったのかもしれない。
農場管理官経験のある、照れ屋さんである。元山岳兵でもないし神職の経験もないので自力での農場入り。真面目で働き者だったようだ。
妻ダイアナを昨年末に亡くしたばかり。
騎士隊に志願し、選抜トーナメントで一勝したことがあるらしい。
ビーストセイバーもよく育っている。寿命がもう少し長く、例えば25歳まで生きたなら、もしかすると騎士隊入りしていたかもしれない。
長男フレディ、次男プラットともにジュガーノフ姓を名乗っている。
シェイラ・シャリフの看取り
草むらにボワが実り、華やぎ始めた初春のエルネア王国。
トーアはまだまだ肌寒い夕刻の噴水通りを、シェイラ・シャリフの看取りに向かった。
一人暮らしのシェイラさん。
カーネイの瞳を持つ彼女は、魔銃兵として活躍していたことがある。
シェイラの父マリオはジョンソン家の出身。初期国民ガイスカ・ジョンソンの息子ルイス・ジョンソンが、初代PCレネー・グリニャールの次女ヒルダを妻としてジョージア、マリオの二子を設けた。シェイラの魔銃兵の経歴は、魔銃兵だった父マリオ・シャリフ、祖父ルイス、曽祖父ガイスカの影響かもしれない。
シェイラの母フリアは、初期国民ボードワン・シャリフの孫にあたる。シェイラの夫アマンドはオルロフ家の出身で、初期国民イェニー・オルロフの孫にあたる。
シェイラ・シャリフの葬儀を終えた参列者は麦の束を抱え、農場通りへと向かった。
シェイラ・シャリフの長男ニルス・次男ルネともにシャリフ姓を名乗っている。
二人の息子が魔銃兵に志願する様子はなく、龍騎士ガイスカ・ジョンソンから連なるジョンソン家系魔銃兵の血は薄まりつつあるようだ。
ハイリ・ラムレイの看取り
242年1日。
ナトルの学舎の入学式を終えた神官トーアはカルネ皇帝の橋を渡り、旧市街区に向かった。
母ハイリ・ラムレイを看取るためである。
山岳ジュガーノフ家の第五子として生まれたハイリは、成人後ディエゴ・ラムレイと結婚し山を降りた。農場管理官を経て魔銃師会に所属。12歳になる前に魔銃導師、評議会議長、龍騎士の称号を得る。
エルネア杯には2回参戦し1回目は優勝。引き継ぎ後の2度目は1回戦で敗退した。
20歳としてはステータスが高すぎるのは元PCだから。
引継ぎ後、マシンズピスタを鍛え終わったのを確認したことがあるが、その後マシンズマグナを拾ったらしい。
葬儀に喪主として参列した神官トーア。式の進行は、奏子ハリー・ヴァンフックが執り行った。
夫ディエゴの金髪を受け継いだ長男トーア、次男ビセンテはラムレイ姓を名乗っている。ハイリの緑髪を受け継いだ三男ウーベルトは山岳タラレク家に入った。
神官トーアと安らぎのころも
今日から咲き始めたウィーリアの花を摘みとると、久しぶりに実績達成のアナウンスがきた。
実績「園芸マスター」神殿のアトリウムに咲く花を1000個採取。
勝手に咲く花を摘んでいるだけなので園芸している感覚は全くないけれど。
神殿のアトリウムの花を毎日全部摘み取れたとして、12*30*X>1000、奏子奏女時代も含めて3年弱神殿勤めすれば達成できる実績。
花1籠=香水1瓶なので、香水調香実績もほぼ同じ期間で達成可能。
ラーミラとフランは染料の材料でもあり、ウィーリアは料理の材料になるので、神官のうちにたくさんストックしておこう。
それにしても実績の勲章のイラストが精密に描かれているし、デザインも楽しいので毎度実績解除が楽しみ。こういうものは手を抜こうとすれば抜けるのに、ありがたいことだ。
冬の日の始まりはイレーヌさんの誕生日でもある。
毎年星空の砂なんかをプレゼントしたりするのだがイマイチ満足できない。ウィムの宝石や花束や山岳兵が作る綺麗な工芸品をあげたいんじゃ!
10歳のイレーヌさんのステータス。剣持ちということもあってハヤサが突出している。
イレーヌさんの個性の一つに、デート先でほぼ必ず「我が家に帰ろう」と言われるというものがある。
仕様変更があったのかな?歴代配偶者は何も言わずに1人で帰ったり、釣りのスポットを聞いたり、仕事への誘いをしてきたり、デート先での動きは結構ランダムだった。
現PCは配偶者との親密度みたいなものは今までで1番高いと思うが、関係あるのだろうか。
冬の神官は夕刻に審判をしなくて良いので時間ができる。
当選ギブルの引き換えに酒場へ。
ギブルオッズ15倍。バグウェル勝利で2倍。999ビー→30000ビー。儲けさせてもらった。
エルネア杯の審判を務める神官だが、ギブルを買えないとかそんなことはない。
エルネア王国、懐が深い。
麦の種まきの朝、郊外通りでイレーネを見かけた。
年明け4日に壮年になってしまうイレーネ、未だに恋人なし。
彼女が既婚者の服を着ることはなかった…(完)
「のんびりさん」の設定に忠実すぎるNPC。
麦播きの日はイレーヌさんの仕事ポイントの邪魔をしないように見守っている。
しかし今年も二ヶ所撒きだった。
畑の最寄りの農場ではなく、ランダムでA〜Hのいづれかの農場に種をもらいに行く→到着したタイミングで種が売り切れていると補充を待たずに別の農場に向けて出発、という仕様がツライ。
5→2→2。初年度の5箇所撒きの記録は今思えば奇跡に近いな。
この日の奏女の朝ごはんはホットピッツァ。冬には辛いものを食べて体を温めたくなるね。
前日にイレーヌさんの親戚が亡くなったのだが、その葬儀の直後こちらへ歩いてくるイレーヌさん…
葬儀参列者が葬儀直後にトーアに話しかけにくることって、仲良しや親友でもないのだが…?
なんと、自分もどん底なのに夫を気遣うイレーヌさんであった…!大天使すぎる!
イレーヌさんが誰かと探索に行くようなので追いかけてみるとマヌエル登場!
マヌエルが忘れられないのも無理はない女性であるよ、イレーヌさんは。
とはいえ、最近はマヌエルが毎朝イレーヌさんに会いに来るようなことはなくなったような気がする?
イレーヌさんの探索相手はイレーヌさんの親友のモードリンだった。
モードリンはキャラバン商店で買える両手剣を使っていた。
イレーヌさんと同じ探索好きで気があうのかもしれない。
この日、3代目PCの4男で4代目PCの兄、元PCにとっては叔父のウルリヒ君の看取りがあった。
この子は山岳ジュガーノフ家に生まれて、山岳マーウィンの長子に婿入りして、一生を山の上で過ごした子だった。
配偶者は亡くなっているが山岳家なので孫が看取ってくれる。
神官やってると4系の口元がやはり好きになってしまうね。
最後の顔が幸せそうだ。
ウルリヒ君の看取りには4代目PCで現PCの母のハイリも来ていた。
末っ子のハイリが生まれた時、ベッドが足りないくらいギュウギュウで賑やかだった山岳の家5。
子供時代いっしょの家で過ごした家族はもう誰もいない。
それにしても息子に対して他人行儀なハイリさん。
前PCとPCってあまり親密になれない気がするね。
ハンナお母さんやギュイお父さんのことを思い出しているのかな。
しかし翌朝の葬儀はケロッとしているハイリだった。
「クール」だからなのか、探索漬けで人付き合いが浅いのか、この人は葬儀で落ち込まないどころか、上機嫌なこともある。
ウルリヒ君の息子のルシアーノは引き継ぎ前からトーアの仲良し。
つぶらな瞳と黒髭がトレードマークの、よく試合に負けてるかわいい系兵隊長。
さて、冬至ということでイレーヌさんにミニスカサンタになってもらい、
今年も堪能させてもらった。
ノエルの服はエルネアの世界観からは浮いてしまうのだが、イレーヌさんには似合うので毎年着せてしまう。
夫目線でイレーヌさんを愛でられるのも残り数年だし、NPCが老いたり、寿命がきてしまうこの世界では、毎年同じようなことをやっていてもさほど無駄には感じない。
永遠にできることではないから、尊いと感じてしまうのかもしれない。
あんまり探索に行けない神官職の当代で、イレーヌさんと結婚できて本当に良かったと思っている。やっぱりラインヒルデだったらここまで妻に愛着持てなかっただろうな。
イレーヌさんとは違って、親友シルヴァンはめっちゃ雑に扱ってる。
29日は仕事納めの日。今年は少し楽しみにしていた。というのも…
お、ちゃんとイレーヌさん「働き者」の称号を取ってる。農場管理官内定だ。
今年はトーアの中で「イレーヌさんを農場管理官にする」ミッションに挑戦していて、釣りデートメインでイレーヌさんの仕事ポイントの調整をしていた。
最終的に1420ポイント。初年度360pt→2年目450pt→今年1420ptと、強めの介入の成果が出た結果に。
これでイレーヌさんの伝統衣装姿や仕事姿を拝めるわけで、年明けが待ち遠しい。
浮かれるトーアに、イレーヌ様のお父上から果たし合いの申し込みが。
激しい銃撃戦だった。
あなたの素晴らしいお嬢さんに対して、冬なのにミニスカサンタコスさせたり、探索が好きなのに釣りを強制させたりしてすみません。
でもイレーヌ様をお守りするチカラ、イレーヌ様をお慕いするココロ、イレーヌ様を追跡するハヤサは誰にも負けません!
という気持ちで戦ったトーアだった。
期間限定イベントで、化石や遺物をくれるモンスターが出てきてくれて嬉しい。
20年ドルム山にいて魔人の洞窟を回しても、化石ミッションコンプリートできなかった。
化石ミッションつらすぎる。
ちなみに白夜の年は魔銃導師選挙がないので、神官の29日夕刻はフリーである。
年末の奏女の朝ごはんは、この料理好きの奏女にしては珍しくイムイムパン。
NPCも年末は忙しくて買い食いするのかもしれない。
来年の評議会メンバーは、龍騎士アゼル君、ギブルで謎の1番人気謎のカリスマ、ドリス・カーゾン 、美人人妻オーガスタさん、エルネア杯出場騎士で唯一生き残ったマテオ・カラスコが議長に。
10歳で来年農場管理官になることが決まっているイレーヌさんの既婚者の服はこれで見納めだ。
そういえばあまり愛でる機会がなかったかもしれない普通の既婚者の服。
年が明けて、イレーヌさんは伝統衣装姿に。
かわいいのだが…
年明けから元PCの母ハイリが危篤。
20歳。若いな。
ハンナの5子は20〜22歳で亡くなってしまっているし、短命の家系なのかもしれない。
NPCが生まれる時、いろいろなステータスとともに命日も隠しステータスとして設定されているらしい。
人口上限時代に生まれてきた子は寿命が短くなる仕様とかがもしかするとあるのかもしれない。
あなたこれから死ぬんですけども…!
夕方まで一階にいたハイリは、
夕3刻頃とつぜんワープしていなくなった。
城下C区の誰かに会いに行った模様。
蝶で追いかけると神殿通りで発見。
誰に会いに行ったのかは結局わからなかった。
そして通りがかった人と会話しながら死にそうになっていた。癖が強い。
看取りギリギリまで自宅に帰ってこないNPCは時々いるけど、最後の瞬間まで道端で会話していて家に帰れなかった危篤者は珍しい!
トーアの経験ではマイケル・サンペリ一件のみ。
長子の立場でも看取り段階では神官として立会う。
同居していれば枕元に立っているものと思われるが。
ディエゴ君が枕元に。
ハイリには最終学年の秋頃に引き継いだのだが、その時点の交友名簿で最上位にいたディエゴ君はもともとハイリとの相性は良かったのだと思う。
PCがハイリを動かしていたのは6年ほどの短い間で、その期間で魔銃導師の地位と龍騎士の魔銃を取ることを優先していたので、ディエゴ君は結構放っておいてしまった。
白夜との関係で急いでしまったが、もっとゆっくりできれば、☆3ダンジョンデートをメインにして、魔銃夫婦にもなってみたかったな。
ディエゴ君には絶対魔銃兵の制服が似合ったと思う。
山岳家に生まれて成人後即結婚、農場管理官、魔銃導師、龍騎士と、ハイリさんには無理させてしまった。
「あにき」呼びと、「お気遣いありがとうございます」が合わないビセンテ君。
母の看取り後、イレーヌさんと一緒に帰ろうとすると夜の畑でマヌエルと密会していた…!
なんとなくショックを受けるタイミングだっ!
気を取り直して、母の葬儀。
長子であるトーアは葬儀の喪主。
エルネアでは葬儀の正装が制服>喪服なので神官服での参列になる。神官の立場ではないから本当は国民の喪服で参列したい。
もしくは国王や学生のように喪服カラーの神官服(シャツが灰色・帽子の羽が黒など)があるといいのだが。
葬儀の進行は奏子が代わりに執り行う。
現在の奏子はハリー・ヴァンフック。
"天にまします神々よ、我らが同胞の魂を、安らぎのころもで包みたまえ…"
神官の台詞はカッコイイものが多いけど、1番好きなのは神官の本分である看取りや葬儀の台詞で、中でも「安らぎのころも」で懸命に生きたNPCの魂を包んでくださいという祈りの言葉はすごくいいと思う。
あなたにとって安らぎが、あたたかでやわらかでありますように。
それがあなたをねぎらう誰かによって、優しく着せ掛けられたものでありますように。
そんな願いを端的に言い得ていると思う。
◾️241年の冬◾️
「園芸マスター」の実績解除。ギブルで大儲け。イレーヌさん農場管理官内定。イレーネはアントニオと進展なし。前PCハイリ死亡、神官は看取り業務は神官として立会い、神官が喪主として葬儀に立ち会う際に奏子が代わりに儀式を執り行うことを確認。母親の看取り中、妻イレーヌとマヌエルが暗い畑で密会。
そんな感じであった。
ダイアナ・ジュガーノフ の看取り
年末の噴水通り。神官トーアは、ダイアナ・ジュガーノフの右肩にナーガの使者がはばたくのを見た。
「まじめ」で「グリニーの導き」持ちでありながら、武術職にも農業管理官にも興味のなかった様子のダイアナさん。
彼女のグリニー因子は初期国民キャサリン・ジュガーノフから脈々と受け継がれてきたものなのだ。
「まじめ」の割には仕事ポイントがふるわないダイアナさん。
ダイアナの父、ユアン・ジュガーノフが、3代目PCハンナ・ジュガーノフの弟であり、下山山岳兵だった。デモンタバール持ちは父の影響かもしれない。
カラスコ家出身のアモスに見守られて、ダイアナはガノスへと旅立った。
ダイアナの2人の息子、フレディ、プラット、ともにジュガーノフ姓を名乗っている。
ウルリヒ・マーウィンの看取り
山岳兵の看取りが続く。神官トーアの叔父ウルリヒ・マーウィンが危篤になったのは、マール・エドモンドを看取った翌日のことだった。
ウルリヒ・マーウィンは三代目PCハンナ・ジュガーノフの三男で、山岳ジュガーノフ家から山岳マーウィン家に婿入りし、一生を山の上で過ごした。
祖父レズリー、祖母キラ、母ハンナ、兄カムイル、妻フェリーチェ、そして甥アゼルという歴代の龍騎士を近しい親族に持ち、血筋・実力ともに十分でありながら、ドルムの山の掟のために、ウルリヒ自身が日の当たる名誉を得ることはなかった。もちろんウルリヒはそれを承知の上で、山に生きて死ぬことを選んだのだ。
ウルリヒの妻も兄も姉もすでにガノスに召されていて、妹のハイリ(元4代目PC)だけが、ウルリヒの一生を知る親族である。
探索漬けの生活を送るハイリも、ウルリヒの最後を見届けにやってきた。
ウルリヒ・マーウィンの生き様を心に刻みつけ、トーアは山岳兵団の村をあとにした。
ウルリヒの一人息子ルシアーノがマーウィン家を継いでいる。
4代目ハイリをナーガの使者が訪う日も近い。
マール・エドモンドの看取り
麦播きの日の夕刻。マール・エドモンドの看取りのため、山岳兵団の村を訪れる。
ちょうど近衛騎士のレオンスがマールを訪ねてきているところだった。
「思いやりのある」マールは山岳家に嫁ぎ、よき妻よき母としてエドモンド家を支えた。
夫のトバイア・エドモントはすでに他界している。
マールの実家はポワレ家で、マールの弟は神官トーアの妻イレーネの父モイセスである。
さすがナトルの「優等生」。所持金100万ビー越え、ステータスの高さ、武器やスキルレベルのカンストステータスを見れば、マールがどのようにその生涯を過ごしたかを知ることができるだろう。
マールと同じオレンジ色の髪、白い肌の若い家族たちに見守られて。
とくに未来の山岳長子ルペルトは眉毛と目がマールそっくりである。
優しげで満足げなマール・エドモンドの最後だった。
長女エミー・エドモンドはスクエアグラスの似合う色白オレンジ髪の美人だ。次女アドリアナは結婚してカーゾン家に入り農場管理官として活躍している。