ハイリ・ラムレイの看取り
242年1日。
ナトルの学舎の入学式を終えた神官トーアはカルネ皇帝の橋を渡り、旧市街区に向かった。
母ハイリ・ラムレイを看取るためである。
山岳ジュガーノフ家の第五子として生まれたハイリは、成人後ディエゴ・ラムレイと結婚し山を降りた。農場管理官を経て魔銃師会に所属。12歳になる前に魔銃導師、評議会議長、龍騎士の称号を得る。
エルネア杯には2回参戦し1回目は優勝。引き継ぎ後の2度目は1回戦で敗退した。
20歳としてはステータスが高すぎるのは元PCだから。
引継ぎ後、マシンズピスタを鍛え終わったのを確認したことがあるが、その後マシンズマグナを拾ったらしい。
葬儀に喪主として参列した神官トーア。式の進行は、奏子ハリー・ヴァンフックが執り行った。
夫ディエゴの金髪を受け継いだ長男トーア、次男ビセンテはラムレイ姓を名乗っている。ハイリの緑髪を受け継いだ三男ウーベルトは山岳タラレク家に入った。